靖国通り、九段下を過ぎて専大前の交差点に向けて下る途中、ちょうど高速道路高架下をくぐったところに信号があって、そこに以下のような看板がたっています。
「俎橋」となっているこの場所
この「俎」という字 読めますか?
漢字の「祖」に似ているので、「そ」と読むんだろうか?
「そばし」・・・なんか変だ
何度も何度も通りながら、正確な読み方がわからず、かといって車を止めて調べるわけにもいかない。
あそこは下り坂なので、特に九段下から降りてくる場合は加速がついているし、交通量が多いため、車線変更などして車を横付けさせることもできないのです。
また、一ツ橋方面から高速道路に沿って、その「俎橋」に出ても、直進ができず右左折しかできませんから、ハンドル操作が忙しくて、調べる暇がありません。
だいたい運転中はもたもたとまごついている間に目前の状況が変化して、その都度対応を強いられますから、「後で」ということになって、結局調べることを忘れてしまうのです。
この「あとで」というのはダメですね。
有名な予備校講師の登場するCMで
「いつやるの」「今でしょ」というのがありましたが、
運転中の場合
「いつ調べるの?」
「今でしょ!」
「でも、それって危険でしょ!」
だからいつも躊躇します。
そういうわけで、ずいぶんと長い間、私の脳の中の未解決な「?」の一つとなっておりました。
さて、そんな私がようやくこの「俎橋」の読み方を調べることができたのは、スマホと、あの有名なグーグル先生のおかげです。
スマホは既に持っていない人の方が珍しくなったくらい驚くほどのスピードで普及しています。車を使用して仕事をする人たちなら絶対に欠かせない超重要アイテムの一つ。
そしてグーグル先生
先生とは言っても、ご存じのように実在する人物ではなく、グーグルが提供するさまざまなサービスです。中でも検索エンジンとグーグルマップは経験の浅い運転手にとってどれほど助けになるでしょうか。
特にストリートビューは圧巻ですよね。都内であれば、すべての道路が地図と連動して実写で確認することができ、しかもそれが無料で利用できるのですから、信じられないサービスです。
「俎橋」の読み方判明する
さて、その「時」は突然訪れました。
昨日、たまたま仕事で神田橋から一ツ橋河岸の交差点を通り靖国通りに抜けるため、高速道路下を沿って車を走らせ、例の「俎橋」にさしかかった時、前方にタクシーが一台止まり、しかも信号が赤になったので、一時停止するわずかな時間ができたのです。
ふと、「俎橋」ってどう読むのだろう? という疑問が条件反射的に脳裏をかすめた瞬間でした
よしっ!今調べよう!
この一瞬の決断が私の手を動かしました。
私は左手でスマホを取り出し、すぐさまグーグルの検索アプリをタッチ。
そして「九段下交差点つぎの橋、名前は」
とすばやく入力したのが早かったか遅かったか、
信号が青に変わり、前を見、スマホを見、首を縦に振りながらもハンドルを左に切りました。
実に危険な運転です。
九段下に向けて車が列をなし伸びていました。
しめた。時間が稼げる
検索した結果トップに画面に
「九段下、俎板橋~東京の橋名のこと・・・はてなダイアリー」
と出てきたので開いてみると、あったあった「俎板」の読み方が出ていました。
ええっ こんな読み方をするんだ!
私としては想像もできない読み方でありました。
しかし、「俎板」はわかったけど「俎」とはなんだろう?
さらに「○○○○はし」と入れて検索
ようやく解決しました。
ウィキペディアにしっかりと「俎橋」が出てくるではありませんか。
渋滞がこの一連の動作を可能にしてくれました。
ああ、すっきりしたあ~!
思わず車内で叫んでしまいましたよ。
これで一つ問題が解決したので試しに同僚に知っているか聞いてみようと思ったんですが、都内を何年走りまわっていて、そんなのもわからなかったの?と逆に言われるのが恥ずかしいと思ってやめにしました。
でも、改めて気づかされます。
やっぱり何かしらの結果を得るには、即行動なんですね。
「今でしょ!」
冒険も必要です。
「今」できなければ永遠にできないに等しいんですよ。