走れ!東京ハイヤーマン 

2025年 新年のご挨拶

2025年 新年あけましておめでとうございます。

一年の経過は早いものですね。

誰もが口にする言葉でありますが、節目の時を迎えるたびに、時間の経過の早さを改めて感じます。

さて、新しい年に変わると必ず話題になるのは、今年どうなるのか、それは政治、経済といった生活に関係することからはじまり、自分自身の仕事の問題、業界の動向などの予測となります。

これらは根本的にはお金の流れを見るものであり、この部分に別段心配のない人たちならば、自身の健康や家族に関することについて考えることになるでしょう。

情報洪水の中で

社会面では昨今、ほぼリアルタイムで手元に届くようになった国際情勢の動向も気になるところです。国外で何か大事が起こるたびに日本への影響を意識することが増えました。

だからといって自分に何ができるわけでもないのに、そうした類の情報に触れていると余計な心配事が増えていくようにも感じます。

さらに、ここに都市伝説系の話が加わると、しまいには、成るようにしかならないよ・・と開き直ってしまいます。

いわゆる自分の影響圏の外で起きる出来事は、大変だと言っても自分の力ではどうしようもないことですから、もっと主体的に能動的に影響を与えられる分野に関心を寄せるべきであります。

そうなると、結局、今年は必ずこうする・・・自分の中で能動的に立てた夢や目標に向かって挑戦する行動こそが、結果がどうであれ一年を納得いく形で過ごすことを可能にするのではないでしょうか。

AI時代の本格到来

今年から本格的にAI(人工知能)が社会のあらゆる分野に浸透しだす時代となるとみています。

AI のイメージは人それぞれ違うと思いますが、スマートフォンをお持ちであれば、すでにその端末のアプリ内でさまざまなAI技術の恩恵を被っている我々であるということです。

検索エンジンとして使用するグーグルやヤフーでは、かつて、わからない事柄を調べると、その情報が掲載されたサイトやブログが紹介され、それらのタイトルを見て、さらにワンクリックして調べていました。

ところが、今では、AIによる回答がトップに提示されるようになりました。そして、知りたい情報に関連するキーワードが複数紹介されており、サイトやブログは後にくるようになったので、簡単な調べ物であればワンクリックで事足りてしまいます。

仕事で出会う外国人も、かつては意思疎通のためスマホに言葉を入力し翻訳アプリで訳された結果を見せてくるケースが一般的でした。これも今や音声認識の向上で、声で入力し、翻訳された内容を音声で出力するようになり、日常での会話や旅行で使用する会話であればまったく通訳者いらずになりました。

職業柄、目的地の検索と情報収集も、10年前までは東京23区の分厚い地図冊子や住宅地図は乗務員必須アイテムであり、車に常備していたものです。ホテルやオフィスビルの車寄せなどは、営業所にストックされた資料を用いたり、先輩乗務員に尋ねたりして、それでも埒が明かない場合は、「地理研」と称して現地まで車で確認しにいったこともあったのです。

それが今やグーグル先生の革新技術の恩恵をいただき、端末の地図アプリやストリートビューを駆使すれば、短時間に目的地の状況を正確に把握することができるようになりましたね。しかも利用料がまったく発生しない。無料です。もしこのサービスが有料になっても利用は続けると思います。それほど仕事上最高レベルのツールの一つであります。

グーグル先生には足を向けて寝られません。

AIによって仕事がなくなるという実感

ハイタク業界の未来をみると、このAI技術、特に自動運転技術の向上によって、ドライバーがいらなくなる日もそう遠くないというもの

中国やアメリカにおける完全自動運転による無人タクシー運行の様子をみれば、もう驚異としかいえません。

ただ、日本の場合は確かに過疎地域でドライバーの不足が社会問題となり、ライドシェアできる法改正が叫ばれ動き始めていますが、まだ人海戦術の域を越えないところです。したがって、数年後に運転職がなくなることはないでしょう。

また、技術的な面や法整備も課題が多く、特に大都市圏となると、人の多さ、そして道路が複雑に込み入っている関係から、完全自動運転の商用利用までに至るには、一部の路線バスのような運転ルートが決まている車両を除き、かなり時間を要することでしょう。

AI時代だからこそ問われる人間力

AI技術は一方で人間に近づこうと改良を重ねています。人型ロボットの進化も目覚ましく、すでに荷物の積み下ろしや整理整頓などの単純な力作業はどんどんとロボットによって代行されています。知能レベルと処理速度は一般の人よりもはるかに上をいっているのです。

猫も杓子もAI、AIと叫ぶ日はそう遠くありません。

そうなると、今度は逆にAIでは絶対できない分野に注目が集まるであろうと思います。すなわち人間でしか表現できない、対応できない「ぬくもり」「やさしさ」「おもいやり」といった情緒的、アナログな対応に対する価値が高まることになります。

特に接客が避けて通れないハイタク業界の従事者は、今後ますます人間力が問われることになるでしょう。

これじゃAIに任せたほうがましだ・・なんてクレームが入るようになる日も近い

コミュニケーション力、機転の利く所作、配慮、サービス等々はハイタク業界従事者のイロハです。つまりは原点回帰、基本をしっかり見直して仕事に臨めという結論に至ります。

AI時代に入ったとてビビる必要はなく、誇りやプライドをもった人間味あるドライバーであることが、お客様から信頼を勝ち取り、人気を集めていくようになると私は信じますね。

あとは報酬面でそうした努力が評価され付加される制度を作っていただくことでしょうか。そうなると俄然気合が入るんですが・・・。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

2025年元旦

東京ハイヤーマン

◆皆さまからの暖かな応援クリック◆
・・・↓↓↓↓・・・

にほんブログ村

モバイルバージョンを終了