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毎年のように「早いものでもう○月!」なんてよく言っていますが、私にとって8月は運転免許の更新月となります。
今年がまさにその月、私は東京都・品川区にある 鮫洲運転免許試験場へ向かいました。
受付を済ませて写真を撮り、軽い気持ちで適性検査の部屋へ。
ところが――今回も、あの“宿敵”が立ちはだかったのです。
深視力検査でまさかの4連敗
私が持っているのはタクシー・ハイヤー業務に必須の 第二種免許。更新時には、普通免許にはない深視力(奥行き認知)検査があります。三本の棒のうち中央だけが前後に動き、3回測った平均誤差が ±2センチ以内 なら合格、というおなじみのテストです。
先回(3年前)は1回目でアウト→別室送り→実物棒で再検査という“延長戦”の末になんとか合格。今回はあの時の失敗を踏まえて、気持ちだけでなく、前日から睡眠時間を十分に確保して当日に臨みました。
ところが・・・
1回目:アウト
2回目:アウト
平日の午前中とあって混雑がなかったのですぐに再検査できたにもかかわらず連続してアウトをくらいました。
「20分休んでからもう一度どうぞ」
冷たい試験官の声を聞いて、気持ちの入れ替えを図りました。
そして臨んだ3回目・・・これもアウト
朝早めに鮫洲に到着して余裕で受けていた試験も
時間の経過とともに徐々に人の数が増え始め、
試験の順番を待つための列がどんどんと長くなりました。
そして迎えた4回目・・・これも撃沈のアウト!
この時点で、もうこれ以上やっても同じ結果となることを確信しました。
このまま時間切れとなった場合はどうなるんだろう・・
完全に追い込まれたように焦りました。
これもし落ちたら免許更新できないじゃん…
となると二種の資格ははく奪か? そうしたら仕事ができなくなる・・・
頭の中にネガティブな感情が次々と湧き出て、冷や汗さえ出てくる始末
どうしたらいいのか・・・
眼鏡を作り直すべきか・・・
でもそれには時間がかかるし、もっといい方法はないものか…
視力低下をしみじみ実感したのでした。
深視力検査に落ちやすい3大パターン
更新ブースで係員さんと雑談して聞いた「落ちる人あるある」は以下のとおり。
1. 寝不足・二日酔い
脳がぼんやりして動く棒を“追い切れず”、ボタンを押すタイミングがズレる。
2. 度数の合わないメガネ
視力はクリアしていても「左右のレンズ度数がアンバランス」だと立体感が狂う。
3. “押し間違い”の焦り連鎖
1回外す→ 焦って2回目も外す→ 心拍上昇→ さらに外す……という負のループ。
私は①+②の合わせ技だった模様。
健康診断の視力検査を受けるたびに視力の低下を実感していましたが、眼鏡を作りかえることなく、気が付くとレンズもかれこれ10年も経過してました。
これでは落ちるわけです。甘く考えていました。
しかし、今更どうすることもできないので、この難局をどう乗り越えれば良いのか必死に頭をひねりました。
急遽思いついた秘策
免許更新期間はまだ残っているという点で、この期間内に合格すれば更新可能であるなら
今日はここでやめにして、仕切りなおすしかない・・・
そこで、案内のとろこに出向いて尋ねてみました。
すると、
今日はすでに受付が終わっているので、この会場の外に出てしまうと再受検には受験料が必要になります。
というものでありました。
なるほど、
であるなら、お金は少々かかっても、今日は終わりにして別の日にしよう・・・そう決めました。
東京都には、
・府中運転免許試験場、
・鮫洲運転免許試験場、
・江東運転免許試験場
の3つの運転免許試験場と
・神田運転免許更新センター、
・新宿運転免許更新センター、
・滝野川庁舎
・八王子分室
があります。
東京都内に住所がある方は、これらの施設や一部の指定警察署で運転免許に関する手続きが可能です。
• 手続きは原則として平日のみですが、運転免許試験場では日曜日も手続きが可能です。
• 土曜日、祝休日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は手続きができません。
そして受験料は2500円
もったいないと言えばそうでありますが、背に腹はかえられない。
更新に再挑戦! 結果はいかに?
平日に鮫洲でサクっと更新しようとしましたが
深視力検査に躓くことによって、この会場での試験は断念し、
私のとった作戦は、更新手続きの会場を変更したこと。
私は直感的に「鮫洲はだめだ」と思ったのです。
再検査のためには費用がかかりますが、再検査ができるのは希望であります。
鮫洲では相性が悪いと判断して、地元小金井市にある府中運転試験場に場所を移すことにしました。
鮫洲では職場から近いことから、平日の配車のない時間帯に訪れたので、午前中は人がまばらでした。しかし、場所を変更したので、仕事の休みを利用することとなり、日曜日に出向いたので、当日は多く人で溢れかえっていました。
そのせいで深視力試験の受験に並ぶ人がのっけから列をなしていました。
さて、よく見ると、ここの試験官は女性でした。手際よく次々に試験を誘導していました。
そして面白いことに、ここでは公正な試験を遂行するというよりも
こんな試験はさっさと合格して次にいってくれといわんばかりに、不思議な助け舟を出している場面を発見したのです。
これはいけるぞ・・・
私の番に回ってきたときも、初回に失敗するや
ご丁寧にやり方、見方を簡潔に教えてくださったのですね。
これは、鮫洲の担当試験官とは大違い。
私はおもわず「よっしゃー」と心の内で叫んでいました。
うれし涙が流れそう?にもなったのです。
そしてアドバイス通りにボタンを押すと、今度は合格です。
クリアしました。
一機に安堵の気持ちが体全体を包み込みました。
心配の種が除去されたので、あとは流れに従っていくのみ
無事更新が完了しました。
たかが免許更新といえども、二種免許をもつプロのドライバーとして、こうした問題があるということは事前にしっかりと抑えておくべきでした。備忘録として残しておかなければなりません。
二種免許所持者の免許更新時の注意点 まとめ
第二種免許は 静止視力 0.8/深視力 2cm が壁。
• 寝不足・古いメガネは敵。
• 練習とメンテで意外と通る。
皆さんも免許更新月が近づいたら、早めにメガネ点検&ぐっすり睡眠で備えてくださいね。
以下の動画は参考になります。
「深視力検査」やってはいけない3つのこと「コツ」と「クリア方法」
試験場を変えて再挑戦する場合の注意点
「免許更新時に深視力検査で不合格 → いったん外に出る → もう一度受験料を払って再挑戦できるか?」という点について整理します。
基本の流れ
• 二種免許の更新時は、必ず「適性検査(深視力検査を含む)」に合格しないと更新できません。
• 深視力に不合格の場合、その時点では「二種免許の更新手続きは進められない」扱いになります。
再挑戦について
• 同じ更新手続きの場で、複数回チャレンジできる場合があります。
→ 多くの運転免許センターでは、その日のうちに数回まで深視力検査をやり直しさせてもらえる運用です。
• ただし、どうしても合格できなかった場合は
→ その日の更新は「二種免許を除いた免許」で進めることになります(=普通免許等に格下げ)。
外に出て再受験できるか
• いったん不合格になり、外に出てから再度受験料を払えば、再挑戦できるかどうかは都道府県ごとの運用次第です。
○ 例えば:
§ ある県では「その日の手続き内で再受験のみ可、別日に改めて受験料を払って再挑戦は不可」
§ 別の県では「更新期日内であれば、改めて受験料を払って挑戦可能」
と扱いが分かれています。
現実的な対応
• 更新期間は誕生日の前後1か月(合計2か月)あるので、その間に再度センターに行くことは可能。
• その場合、更新手数料は再度かかることが多いです。
• つまり「その日のうちに合格できなければ、改めて別の日に受験料を払い直して再挑戦する」ことは可能と考えて良いですが、最終判断は地域の免許センター次第です。
ポイント
• 深視力に不合格 → その場で数回は再挑戦可。
• それでもダメなら → その日は二種更新不可。
• 別日に再度受験料を払って挑戦できるかは 都道府県の免許センターの運用による。
安全にするなら、事前に更新予定の免許センターに電話で「不合格の場合の再挑戦の可否」を確認するのが確実です。
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