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東京五輪を目前に控え、都心ではあちこちでビル建設や建て替え、高速道路の補強工事などが行われています。
そんな中、去る6月2日に東京外環道路がついに湾岸道路まで開通しました。
このニュース、恥ずかしながら認識したのは6月半ば。
新しく伸びた外環道路を使うような方面に車を走らせていなかったせいでもあるのですが、環境の変化にアンテナを高く張っていなかった証拠が露呈した形となりました。
常磐道 柏の先にあるゴルフ場送迎の仕事で、時折情報交換する大手ハイタク会社のドライバーと一緒になった際に、この件の話が持ち上がったのです。
月島にいるお客様を、行きは都心環状線から6号向島線→ 小菅ジャンクション→ 常磐道
というコースで向かったわけです。もちろんこの時は新しく開通したコースは知らないまま。
そして、帰りも同じルートで戻るつもりでいたところに、この外環道の延長開通情報を耳にして、改めて首都高の渋滞情報を確認してみたら、外環が京葉道路、そして湾岸までしっかり伸びているじゃないですか。
これ、昨日もおとといも、そして今日も見ていた図だったのに
全く意識の中になかった・・・。(恥ずかしい・・)
前日、羽田空港にお客様をお送りしたあと、営業所に戻る途中、湾岸道路を走行中に「高谷」という見たことのない地名の看板が目に飛び込んできて、うっすら記憶していたのですが、この「高谷」こそ、ご存知のように新しく伸びた外環道が東関道にぶつかるジャンクション名だったわけです。
当然、帰りはこの外環を通って行かなければと、まるで新調した服に袖を通すように、うきうきと胸が高鳴る気持ちを久しぶりに味わいました。
太陽光の注ぐ芸術的なトンネル
常磐道は土日でも午後4時を回ると徐々に混みだし、特に上り線は三郷あたりから渋滞が激しくなるのが定番。
いつもは外環方面の車が左車線を埋め尽くすように列をなして連なる様子を横目に小菅方面へ車を走らせてきたのですが、今回は三郷料金所を越えて早々に外環に合流するために左車線に入ると、そのまま看板の指示に従って外環道方面へハンドルを左にきりました。
そして新しく伸びた区間に入りますと、前方に展開するトンネル内の様子が従来のものと随分と違っていました。よく利用する中央環状線や圏央道のような筒状のトンネルではなく、直方体で、しかも、反対車線の道路も隣り合わせに走っているのがわかる巨大な空間が視界前方に広がっていくのに圧倒されました。
トンネル内を照らす採光にも工夫が施され、日中は太陽光が入るような構造になっており、ほのかな光がなんとも美しいのです。
路面は出来立てほやほやですから、実に滑らかなこと
地下トンネルにありがちな圧迫感もなく、快適な空間が湾岸道路につきあたるまで続きます。
お客様にも知らせようと後ろをチラ見したら、早朝からのゴルフ接待ですっかりお疲れの様子で夢の中におられました。そして、この滑らかな走行ゆえに、お客様の眠りはさらに深くなったようです。
三郷 → 高谷間の通過時間
では肝心の通過時間はどうなのかというと
これが驚きの三郷 → 高谷間が時速100キロでわずか15分です。
これならば、三郷→小菅間、あるいはその先の6号線上り箱崎までが渋滞となったら、京葉道路、あるいは東関道を使って都心に入る迂回経路として十分に使えます。
中央環状線が五反田から大井まで伸びて湾岸線に連結したことで5号線の流れが劇的によくなった実感がありましたが、この外環道の延長開通によって、6号線から都心への車もかなり分散されるでしょうから、渋滞緩和に大きな効力を発揮すること間違いなしでしょう。
外環道の宣伝動画が面白い
「つなぐのは、誰かが誰かを想うキモチ」
この外環道に関する情報はNEXCO東日本のHPで特設されています。
外環道PRにアニメ動画まで制作し公開しているんですね。
あのユーミン(松任谷由美)が主題歌を手掛けているから驚きました。
道路の仕上がりの素晴らしさもさることながら、こうしたPRでのイメージ戦略もなかなかのものです。運営側の熱い思いがひしひしと伝わってきます。
そういえば千葉県の知事は俳優の森田健作さんでしたね。
この外環道の新路線は日本の道路建設技術の粋を集めた芸術作品と言ってよいのではないでしょうか。
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