夜間の工事にご用心

会食の後、東関東自動車道を利用してお客様を千葉の宮野木の先、貝塚までお送りし

やれやれ、一仕事終えたから帰りは幕張PAにでもよって、コーヒーでもすするとするか

などと一人でぶつくさつぶやいた・・・

時計は夜9時をまわり、ここから営業所まで1時間もあれば戻れるし、次の日は非番。こういう時ほど開放感に浸れるときはありません。

夜の湾岸道路は車の流れが良いので、車に搭載されたオートクルーズ機能が使える。

空車だと急な加速やブレーキがかかってもなんということはない。ここぞとばかり足を投げ出しながら、ご機嫌の運転で習志野あたりまで順調に来ました。

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ところが徐々に混み出して、減速に次ぐ減速を強いられながら、やがて四方を大型トラックに囲まれると、ノロノロと走っていた車が、とうとう完全に停止するまでとなったので、

もう夜の10時を回っているのにこの渋滞はなんでだ? 事故か?

この時点でスマホを取り出し、高速走行で確認できなかった交通情報を見ると、今走っている付近だけが若干混雑を示す赤色に染まっているけれど、どうも事故ではなさそうな気配。

夜間だし、きっとこれは工事か何かで車線規制をしているんだろう

しかし、その後も約20分ほど時速20キロから30キロ程度しか出せないような状態が続くと、さすがに気持ちは萎えて、だんだんとイライラしてきました。

すると、前方、暗く垂れこめた空にむけて工事現場でよく見かける黄色い照明がちかちかとしだしたので

きっとこの先が渋滞の原因を作っている場所に違いない

さらに先に進んでいくと、追い越し車線の右側に赤いパイロンが立ちはじめ、前方を走る車が一斉に左ウインカーを点滅させながら車線変更を始めたので、

やれやれ、これで渋滞は解消されるんだな、

と希望を持ったわけです。

渋滞の原因

この夜間の大渋滞を引き起こした要因は、工事のために、二車線も潰していたこと。

道路工事は、交通量が少ない夜間を利用するのは当然のことでしょうが、湾岸道路は物流の大動脈。今やネット社会となり、物流は増える一方なので、夜間だからといっても二車線潰すんだったら分かりやすい情報を提供してほしいな。

休み明けに営業所で、よく顔を合わす同僚に向けて鼻息荒げて説明すると

「おれも何度か夜間の渋滞にはまったんで、
今は夜間といえども交通状況をチェックして工事の場所をなるべく回避しているんだ」

と、そんなのも知らなかったのね、お気の毒様・・・と別段驚く様子もない。

なんとなく同情を期待していた私は冷や水を浴びせられた気分になりました。

なあんだ、すでに経験済みなんだ…

しかし、こんな時、いつも思うのですが、
事前にこういうことがあるから気をつけるべきだよと教えてくれたら、余計な無駄足踏まずに済むのに…

同じ轍を踏みながら成長

事故や違反といった営業にマイナスとなることは普段から情報の共有化を図る努力をしているのに、お金と結びつかない、大したことではないが、それでも知っているとお得な情報や、苦い経験というものは、皆さんそれぞれ持っている引き出しにしまったままで、なかなか日の目をみないもの。

だから、後輩たちは同じ轍を踏んでいくしかないという現実があります。

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あの日は1時間もあれば帰れるところを結果的に2時間半もかかってしまい、営業所に戻って洗車をしたら終電を逃す羽目に。非番の日なのに朝帰りでした。・・とほほ

だからハイヤードライバーの皆さん、
夜間、高速道路を利用される時には、この教訓を思い出していただきたい。

夜間といえども侮るなかれ、交通情報は発車前によくチェック

By 東京ハイヤーマン


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