目 次
運転していると何気なく前の車のナンバープレートが目に入ってきます。
普段は特に気にもしませんが
車の流れに乗れずにやたらに低速走行していたり、車線変更に戸惑っていたりする車が現れると、まずその車のナンバーに目がいきます。
なんだ、おのぼりさんか・・・
都心は慣れている車でさえ車線を間違えることが時たまありますし、車の流れが早く、3車線や4車線道路もあって、タイミングをつかむのが難しいものです。
ただ、こういう都心に不慣れな車を見つけたら、へたに近づかないほうがよいというのは
言うまでもありません。
特に土日祝日の時は要注意ですよね。
見たことのないナンバーの車
平日、環状8号から井の頭通りに合流するために陸橋左に入った時でした。
信号で停車して何気に前方の車に目をやると
ナンバープレートになにやら
見たことのない文字が並んでいます。
ちょうど夕方で日が暮れかかっていたせいで
ヘッドライトを点灯していましたから
ライトが前の車の後部を強く照らすため
最初は光ってその文字が読み取れませんでした。
尾張・・・
漢字四文字ですが、後半2文字がなかなか確認できません。
車が動き出すと光の加減が変わり、見えなかった文字がようやく認識できました。
尾張小牧?
はて、所狭しと漢字四文字が並んでいましたが、この地名はいったいどこだろう?
井の頭通りは意外に流れがよく、
しばらくその車の後をつけるように走行していたのですが、
吉祥寺駅前で左折していなくなったのを機に
あまりにも気になったために
思わず車を横付けしてスマホで検索してみたのです。
すると、
この尾張小牧ナンバーは愛知県尾張地方北部のナンバーであることが判明しました。
全国で漢字四文字は日本で唯一
尾張小牧となったのはちょっとしたいわれがあるようです。
このナンバーは小牧自動車検査登録事務所で交付されるため「小牧」ナンバーとなるはずだったのですが、
尾張代表を自認する一宮市が猛反発し、
妥協して結果的に「尾張小牧」ナンバーとなったというのです。
漢字四文字のナンバーは日本で唯一らしいのですが、それぞれの地方でのこだわりがあるようです。
車のナンバーに抱くイメージ
そういえば、今、私の営業車は「品川」ナンバーなんですが、東京23区内にあるナンバーといえば品川、練馬、足立の三つで
この中で品川ナンバーは圧倒的人気があり、
不人気なのは練馬と足立なんだとか。
品川ナンバーは、登録台数約75万台
千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、大島支庁管内、三宅支庁管内、八丈支庁管内、小笠原支庁管内
練馬は登録台数約70万台
新宿区、文京区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区
足立は登録台数約77万台
台東区、江東区、墨田区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区
東京オリンピック開催決定で、現在豊洲、有明地区の開発が急ピッチで進行中ですが、
実は、そこは江東区すなわち「足立」ナンバーとなるんですね。
夢をもって有明地区に引っ越ししてきたのに、車のナンバーが「足立」とはどうしても納得がいかない・・・
だとか
俺のポルシェに「足立」はないだろ?
だから引っ越しは諦めた・・
なんて言う人もいるというのですから
ナンバーに抱くイメージやこだわりというのは先の尾張小牧だけでなく、結構強いものがあるんですね。
ハイヤー会社も「品川」ナンバーを欲しがる?
ところで、
実はハイヤー会社も「品川」ナンバーを欲しがっているようなんです。
大手の東京四社(日本交通、国際自動車、大和、帝都)の場合、昔から営業所が港区や千代田区、中央区にあって、当然ながら「品川」ナンバー。
ハイヤーを利用するお客様が
千代田、中央、港の3区に集中していることからも、中堅どころのハイヤー会社もできれば「品川」ナンバーをつけたい・・・
ただ、
仮にそこに営業所や車両の保管場所を置くとなると後発組の会社であれば必要経費がかなり嵩むことが予想されます。
売上がよければ問題ありませんが
現状では大手四社がほぼ独占しているため、現実問題としてかなり厳しいことでしょうね。
まあ営業車の場合ですと、ナンバープレートが与えるイメージはあっても実際お客様にとってはほとんど問題にはならない。
それよりも
サービスの向上に努めることが先決だというのは言うまでもないこと。
それが最も会社のイメージを向上させるのですからね。
ただ、ナンバープレートで変な「格付け」をされ色眼鏡で見られのはちょっと困りものだなあ。
これはトンだ地図の見間違いをしてしまいまして、何ともお恥ずかしい限りです。御丁寧なご指摘、本当にありがとうございました。
尾張小牧の位置が全然違いますよ。
訂正をオススメします。