行こうか、どうしようか
まだお客様は戻られないだろな・・・
よし、行くなら今だ!
「待つことが仕事」と言われるハイヤーの仕事。
長時間運転をしていると当然もよおしてくる生理的現象。
これをどの様に処理していくのか。
お客様を快適にご案内するためにも
ドライバー自身も快適な体の状態にしておかなければ
落ち着いて運転できなくなります。
乗務経験を積んでいくと
自分の体のコンディションもわかってきますから
食事や水分を取るタイミング、そしてトイレにいつ行けばよいのか
などと、機転が利くようになってきます。
お客様の中にはドライバーにいろいろと気遣って下さる方もおりますが
さすがに下(しも)の心配までして下さる方はいないといってよいでしょう。
乗務経験が浅いと
この「行くタイミング」がなかなかつかめずに
大変な思いをすることが時々あるものです。
くそまじめに車の中でじっとしていると
それが2時間、3時間となれば当然もよおしてきます。
しかし、お客様がいつ戻るかわからない場合
脳裏を走るのは
「もし、トイレに行っている間にお客様が来られたらどうしようか…」
という不安なのです。そのために、ますます身動きがとれなくなっていくのです。
お~まずい・・・
破裂しそうだ・・・
とうとう我慢の限界を超え、
「一か八かだ・・・」
と、開き直ってトイレに駆け込む経験をしたことを覚えています。
だいたいハイヤーマンは一度か二度このような苦い経験をすれば
あんな嫌な思いをするのはもう懲り懲りということで、
自分なりの対策を立てるようになります。
つまり、先を見越して出発前、あるいはお客様の対応に
色々と工夫を凝らすようになるのです。
私も今では、お客様の予定を見ながら、
降車され10分くらいして戻らないことを確認し
すぐにアクションを起こすようにしました。
人里離れた辺鄙なところに行った場合は
立ち○○などは平気になります。
最近ではコンビニの数が増え、
特に都内ではドライバーのトイレ問題はほぼ解消されつつありますが、
それでも油断すると痛い目にあいます。
仕事は気持ちよくやりたいものですよね。
お客様への最高のサービスを提供するためにも
事前の準備リストに、トイレ問題を明記しなければなりません。
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