給与が額面50万を越えて一応ハイヤー転職は成功したと評価して良いか

今さらだから明かしますが、
実は、昨年(2018年)最後の2カ月の給料明細を見てほくそ笑む自分がいたのです。
それは、支給額が初めて50万を越えていたからなんですね。

えっ? まだそんなレベルだったの・・という声が聞こえてきそうなんですが・・・

転職を考えている人からすると
月収50万を手にできるのであれば、ハイヤー運転手もまんざら悪くないと、少しは希望的な情報?になるでしょうか?

11月、12月はどんな仕事をしたのか

振り返ると確かに2か月の間忙しかった・・
遠方への出張、ゴルフ仕事、会食などで、早出や残業が続き、家には寝に帰るだけといった日が一週間まるまる続いたこともありました。

12月支給の明細をみると
走行距離が3600㎞、残業時間85時間、公出日が4日

仕事をしている最中は、普段より少し忙しくなったか・・くらいにしか感じなかったのですが
改めて給与明細の数字を見直してみると、普段の月より各項目の数値が高くなっていました。

やはり年収600万が限界か

—-大体平均年収は500〜600万ですよ—

転職活動の時に、あるハイヤー会社の面接担当者から乗務員の年収について説明を受けた言葉が未だに耳に残っています。

平均月収が50万だと年収で600万台になるので、仮にそれ以上の報酬を得ようと思ったら、今回経験した忙しさを越える仕事をこなさなければらない・・・それも毎月・・ということになります。

残業規制が敷かれるようになったこのご時世に過労死ラインと言われる月80時間以上の残業を毎月こなしていくとなれば上からストップがかかることは間違いないでしょう。

従って、現在の環境では年収を600万円台にすることはなかなかハードルが高いということになります。

実際、昨年たまたま年末の2か月間が忙しく実入りがよかったのであって、その後の収入の推移をみてみると、40 万円台が続き、今年9月の給与では、30万円台に落ち込むほどになりました。20万の落ち込みはなかなかきついものがあります。

この仕事は、自分の創意工夫によって収入を作り出すものではないため、どうしても他力本願、運任せにならざるを得ません。ですから。昨年忙しかったからと、今年も同じように仕事が入ってくるといった保証はないのです。

特に2月や8月は仕事が激減し暇になる。ジェットコースターのように給与額が変わるため、転職後2年くらいは随分と痛い目にあってしまいました。

従って、どう頑張っても実入の増減を平らにならせば、年収500万、月収で言えば額面40〜45万に落ち着くようになるんです。

年収は年齢や勤続年数にあまり影響されない

この仕事は、1年から2年も経験すればだいたい要領を得てきます。そして給与待遇も3年目以降は年齢や勤続年数に関わらず大体似たり寄ったりの額面になる傾向が強いと感じます。

一般の仕事なら、主任、課長、部長といた役職が存在し、そのポストに対する責任の大きさに応じた手当が支給され、ボーナスにも反映されるのが普通です。

ところが、ハイヤー乗務員は営業所長の下で、ほぼフラット。あえて違いをいうなら、入社日によって先輩、後輩関係があるというのと、勤続年数を重ねればそれだけ経験を積むようになりますから、お腹周りに貫禄の証がつくくらい。チームで仕事をするわけではないので役職が存在しない。だから手当がつくのでもないし、勤続給といっても年に2000円程度のベースアップにとどまります。

無事故で1年過ごすと金一封や粗品を出す会社もあるようですが、それも微々たるものなので、年収を押し上げてくれるものではないのです。

日本の正規雇用男性の平均年収560万

サラリーマンの平均年収は平成30年(2018年)の統計をみると440万。

男性の正規雇用に絞ってみれば560万になるそうです。ちょうどハイヤ―乗務員の年収に匹敵する金額ですね。

待遇面だけに注目してみるなら、業界未経験の人であっても、転職後1、2年もすれば平均年収500万ラインに到達できるので、まんざらでもない職種の一つとだと言えるでしょうね。

転職活動をしていた当時、ハイヤー乗務員に関する情報がほとんどないに等しかったため、会社に入ってから良いもの悪いものが見えてきましたが、ほぼ9割がた中途採用の人で溢れかえる職場環境であるにもかかわらず、比較的早い段階で平均水準の報酬を得られるというのは実に嬉しいものです。

転職成功と評価してよいか

約10年くらいの歳月を流し、月収50万をいただくこともあり、年収500万ラインを越えるまでになったので、「一応転職に成功した」部類に属するのかもしれません。

あえて「成功した」と自分を評価してみると、ちょっと首をかしげたくもなるのですが、実際、転職前より、各段に安定的生活を手にできましたし、その恩恵は何より家族が受けています。

老後のことまで考えると、このレベルでは不安を拭い去ることはできませんが、

「昔よりも良くなった」という現実の事実がありますこら、ここは素直に感謝し受け入れるべきことだと思っています。


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