話題の高級日本旅館「星のや東京」車寄せ

一度はいってみなくちゃ・・

去る7月20日、国際都市東京のオフィス街大手町に星野リゾートが新規開業した高級日本旅館
「星のや東京」のこと

TVで話題のニュースとして随分と取り上げていたのでご存知の方も多いと思います。

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星のや 正面.jpg

都内にある宿泊施設といえば、真っ先に名前があがる帝国ホテルやホテルニューオータニ、ホテルオオクラをはじめハイアット、ヒルトン、リッツカールトン、ペニンシュラなどの外資系高級ホテルの数々。このホテル激戦区東京に敢えて本格的な高級日本旅館を投入したのには当然ながら星野リゾートとしての「勝算」があってのこと

“塔の日本旅館”をコンセプトに

「東京で初めての高級日本旅館をつくりたい。ホテルの中のいろいろなスタイルの中に日本旅館を一つのカテゴリーとして位置付けたい。そうなれば世界に出ていくチャンスを得られる。東京は私たちのゴールではなくベースキャンプであると考えている」

マスコミのインタビューに自信に満ちた面持でコメントする星野リゾート代表取締役社長 星野佳路氏が印象的でした。

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「星のや東京」に行ってみた

さて、
お盆休み中、早朝に羽田国際線の迎えの仕事があって、お客様をご自宅までお送りしたあと、営業所に車を戻す途中で大手町近辺をを通ることから、この「星のや東京」のことを思い出しました。

土曜日だったこの日、都内一般道路は交通量も少なく、このタイミングを逃したらいつ行けるやら…
そう思ったらいてもたってもいられなくなり、日比谷通り、大手町交差点を迷わず右折したわけです。

この旅館は、ちょうどサンケイビルの斜め向いに立っていて見つけるのは容易でした。

星のや map.jpg

旅館 といってますが、外観をパッと見ると、ちょっとしゃれたオフィスビルといった感じです。
都内高級ホテルにあるようなきらびやかさや
多くの人が出入りするエントランス
車を待ち受けるドアボーイなどはいっさいなく
旅館ということで番頭さんのような人が表に出て水打ちをしているわけでもない
立ち寄った時間は朝の8時半
時間帯のせいなのか人気もまばら・・ではなく、営業しているのかと思うほどひっそりとしていて、
おまけに人っ子ひとり正面入口から出入りする姿を見ることはありませんでした。

遠巻きに旅館の入口を見ても看板らしきものがないせいで、あらかじめ調べて行かないと、どこから入ってよいのやらわかりづらいところです。

不思議なことに、周囲にもこのビルを案内する看板をみつけることができませんでした。

ほしのや 玄関.jpg

靴を脱いで下駄箱へ収納

初めて行くホテルの場合
1階ロビーにある化粧室を借りに中に入ってみて、ホテル内部の様子をうかがってみるのですが
この旅館はそれが難しいのです。

といいますのは
「星のや東京」では、伝統的な和のしきたりを踏襲していて、玄関では靴を脱ぎ、壁に埋め込まれた下駄箱に収納するようになっているからなのです。

館内はほぼ畳でつながっていて、スリッパなどの履物は履かずに、イグサの香りと畳表の感触を直接感じながら移動する。外と内とを完全に切り替えるという点で一般の西洋式ホテルでは味わえない落ち着いた極めて私的な雰囲気を醸し出しているといいます。

細部までこだわりに抜いた和の空間を覗きみるには、それこそ事前に取材許可を得なければならないのでしょうね。
ちょっとお茶でも…とぶらりと立ち寄ることはできそうにない旅館だけに、文字通りの「敷居の高さ」がそこにあるわけです。

残念ですが、旅館内の様子はHPなどで紹介されていますから、それらを参考にしていただくことにして、問題は、車でこの旅館にお客さまをご案内するときにどうするか・・・。
業界的視点モードに切り替えて周囲を見渡してみました。

車寄せはどうなっている?

さて、この旅館
お客様をお連れしたらどこに車をつける?
スマホで調べてもこの場所はできたばかりとあって、グーグルのストリートビューでは確認できません
(2016年8月末現在)

実際行ってみると、通りに面していながら、敷地の関係か1階には車寄せというものが存在しません。しかも旅館前の歩道に柵が埋め込まれているのですが、業者の搬出搬入用の出入り口もなく
あったのは、人1人がやっと通れる柵の隙間だけでした。

電話で問い合わせましたら、「右隣りにある大手町フィナンシャルシティー・グランキューブ地下2階に車寄せ玄関がある」ということでした。

星のや 車寄せ.jpg
わずかな隙間があるだけ

地下2階車寄せまで2回ゲートを通過する

旅館の正面向かって右にある大手町フィナンシャルシティーの1階車寄せ入口横に地下駐車場のスロープが伸びでいます。そこを降り切るとゲートがあり、駐車券を取ってグランキューブと標示された方面へ直進するとそこに係員が立っていました。

「星のや旅館車寄せに行きたいのですが・・」
そう声をかけると係員は
「もう一つゲートがあるので、そこを通過してください」と
わざわざ小走りに30メートルくらい先にあるもう一つのゲートまで誘導してくれました。

そこで最初に抜いた駐車券を係員に渡し再度ボタンを押して駐車券を取り直しました。
そこからさらに20メートルほど直進すると左手に「星のや東京」と染め抜かれた濃紺の大きな暖簾が現れました。

お客様をお連れした時は、この地下2階車寄せにご案内することになりますね。
ちなみに、出口は日比谷通りに面しているので、その後の移動がしやすくなっていました。

裏手の方に看板発見

実はこの旅館を横伝いに裏手に回ってみると壁に「星のや東京」とあって、照明のある入口が現れます。

私ははじめ、こちらが正面玄関かと思ったのですが、自動ドアの奥に案内版が置かれていて、よく見ると、そこには「宿泊客専用の出入り口」となっていました。
それで、改めて道路側が正面入り口であるということが認識できたのです。

星のや 看板.jpg
星のや 裏手入口.jpg
宿泊客専用出入口

旅館というなら、建物正面に日本庭園を構え
玄関まで砂利道が伸びていて、そこを、ゆっくりと車で進んでいくと着物姿の女将が迎えに出てこられる・・
そんな車寄せを想像してしまうんですけど・・

このイメージは同じ星野リゾートが運営する「星のや京都」のほうにあるみたいですね。
この「星のや東京」はオフィス街という特殊な場所にあるため、
周囲の雰囲気との調和を考えて、演出されたものなのかもしれません。

今回外観を確認することだけで終わりましたが、
やっぱり一人の宿泊客として訪れたい・・そんな場所でした。

星のや東京 施設公式HP

2016年3月リニューアルオープンした星のや京都も一見の価値ありです。

 

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話題の高級日本旅館「星のや東京」車寄せ」への4件のフィードバック

  1. 東京ハイヤーマン

    ばかちんさん、コメントありがとうございます!
    現職でハンドルを握っておられるなら、転職動機をご自分なりにしっかりしたストーリーに仕上げて、パリッとした好感持てる身なりで臨めば大丈夫です。
    もし、面接前にご心配な点がおありでしたら、プロフィールにあります私のメアドにご連絡下さいませ。
    ご健闘をお祈りします。

  2. ばかちん

    初めまして。
    9月15日に都内大手の一社でハイヤー乗務員の面接を受ける予定です。
    現職大型トラックドライバー、ハイタク業界未経験、右も左も分からない私にとって、このブログは大変大きな参考になり、励みにもなります。

  3. 東京ハイヤーマン

    T.Iさん
    ご指摘本当に感謝します。誤った情報を掲載し続けるところでした。(;^_^A
    さっそく地下車寄せに行ってまいりました。
    おかげで記事も修正ができました。
    ありがとうございました。

  4. T.I.

    おつかれさまです。星のや東京は、大手町フィナンシャルシティ・グランキューブB2Fに車寄せ玄関があるようですよ。泊まってみたいですね。

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