「おくしぶ」お願いします

「おくしぶ」お願いします。と言われて

「はい、承知しました。」

とすぐさまハンドルを渋谷方面に切れる方はかなりの東京通だと思います。
恥ずかしながら、私は、先日のテレビ番組で「おくしぶ」の紹介があって初めて知りました。

おくしぶの場所

渋谷といえば原宿と並んで若者の街の代表的なところ
30代以上の人にもなると、きゃぴきゃぴした中高生が今流行りのファッションに身を包んで
町を闊歩するといったイメージがあるらしく
「渋谷は子供の町だ」と言っているようです。

最近の渋谷を歩いてみて驚くのは、なんといっても外国人の多さ。
ハチ公前や 駅前のスクランブル交差点は
有名観光スポットとなっているからでしょうが、溢れんばかりの外国人達をみると
日本を訪れる観光客が年々増加傾向にあることを肌で感じられる場所だといえます。

3年前に渋谷ヒカリエがオープンし、渋谷駅周辺の再開発計画は2027年完成を目標に日々進化していて
今後も話題の町として多くの若者を引き寄せていくに違いありません。

「おくしぶ」とはどこか?

では、「おくしぶ」とはどこなのか。

渋谷の中心から文化村通り方面に少し足を踏み入れていくと
だんだんと人気が少なくなる閑静な高級住宅街「松濤町」となります。

そして、そこからさらに北に向かうと代々木八幡へと続く神山町 となりますが
そこを渋谷の奥まった場所という意味で「おくしぶ」と呼んでいるというのです。
テレビでは、
こじゃれたレストランがあちらこちらにあって、
アラサー、アラフォー といわれる人たちが、くつろぎの場所を求めて訪れている場所として紹介してました。

「うらしぶ」もある

それから、昔の渋谷を知っている人は
神南エリアは「裏しぶ」
鬼塚タイガーのお店や昨今日本に上陸したカフェチェーン店 コーヒーゴリラ
代々木公園など下町情緒ある場所となっています。

職業柄、そういった場所を地図で確認すれば、それでおしまいになりがちですが、
できれば直接その地域に足を下ろして、ゆっくりと町並みを散策し、
そこに住んでいる人や働いている人などの息遣いを感じてみたいものです。

うんちくをお披露目する機会がない

ところで、いってみればどうでもいいようなうんちく話を披露する場が
なくなりつつある・・・そうなげくのは50代以上の人間かもしれません。

SNS時代の今、うんちくは、ブログやFacebook、TwitterにInstagramにどんどん発信すればいいじゃん
若い連中からそういわれるのがおちなんですね。
わざわざ対面で話したところで聞く人いないですよ。
人の時間を奪わないでといわれます。

しかし、スマホはあれど、うまく使いこなせない
頭がついていかないので、仕事で使う以外のことはやる気もおきない
営業所で待機している時に、気の合う仲間とたまに談笑することがありますが
最近では暇さえあればスマホとにらめっこしている人が増えて、
あえて話かけることもなくなりつつあることも感じます。

ハイヤー運転手は自ら語り掛ける機会がほとんどない

そもそも職業柄ハイヤー運転手はタクシーの運転手と違って
行き先を確認したら あとは目的地までほとんど無言のまま。
会話の主導権を取ることはまずありません。
時折お客様と交わす会話といえばだいたい天気のことと相場は決まってます。

暑くなった
雨が降りそうだ
今日は風が強いね・・
午後から天気が崩れるか

ほぼ独り言とも思えるお客様の声を上手にすくって

今日は一日雨模様だそうです。

などと受けています。
そのあとのお客様の反応によって話に花が咲くこともありますが、そうめったにあることではありません。

新人時代、研修で、日経くらいは毎日目を通すべきと教官に言われたことを思い出しますが、
私の車に乗車する人で、日経に出てくるような話題を扱ったことは記憶にないのです。
かえって我々の業界に関する話の方がお客様が関心をもって耳を傾けてくれたという経験があるくらい

ちょっとした粋な話題を仕入れたからと、もしも今回のような渋谷関連の話を持ち出すのなら、
年齢も高く、ゴルフ好きの方がお客様に多いので
それこそ昨年8月に全英女子オープンで優勝した通称「しぶこ」こと、渋野日向子選手の話をしてみる方がよいと思います。

というのも実は、1月初めに、入間方面に行く仕事があって、所要時間1時間半ほどかかる場所だったことから、乗車されたお客様にこちらから渋谷選手の話題を投げてみたら
その人は、女子プロゴルフ界事情に異常に詳しく、よくぞ尋ねてくれたといわんばかりに、延々とうんちくを聞かされる羽目となりました。

この時つくづく感じたことは
特に60代以上の年配のお客様は、このSNS時代から取り残されたことで、自分の話ができる機会を持ちたがっているようだと・・・。

だから、車内で話すのなら、お客様が喜ぶ話題を提供して、たくさん話してもらって気持ちよくなってもらうことが大切で、我々は上手な聞き役になることなんだと。

冒頭「おくしぶ」をご紹介しましたが、
何かのことで渋谷近辺に出向いたときに
「おくしぶ」「うらしぶ」のことを思い出して下されば、それで十分であります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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東京ハイヤーマン

東京ハイヤーマン について

東京出身。大学を出た後、教育関係の仕事に就く。その後いくつかの業種(新聞社、病院検査会社、不動産、リフォーム建築)を経験。2008年、ハイヤー会社に転職し現在に至る。 既婚 妻子有

「おくしぶ」お願いします」への2件のフィードバック

  1. アバター匿名

    渋谷日向子ではなく渋野ですね。

    返信
    1. 東京ハイヤーマン東京ハイヤーマン 投稿作成者

      「渋野」さんでした。
      やってしまいましたね。

      早速修正します。ご丁寧にご指摘ありがとうございました。

      返信

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