目 次
運転手控室の人間関係
営業所の控室と違って、出向先の運転手控室では気を使う場合があります。
まず、派遣先の会社に、乗務員の所属する会社の運転手しかいなければ、
先輩方に対する関係に配慮していれば、比較的早い段階で順調に仕事ができるようになると思います。
数年間と期間が長くなる中で、仲の良い乗務員同士で毎月積み立てをし、一緒に海外旅行に行くといった関係を築いているところもありました。
ところが、規模の大きい企業になりますと、他社から派遣されてきた運転手がいる場合があります。
さらに、その企業が直接雇用している「プロパー」と呼ばれている運転手もいたりして、控え室に総勢10人くらい詰めているところもあるのです。
複数の社用車があれば車に順位があったりして、役員を乗せて数台で移動する際に当然連携が必要になるでしょう。
その時の状況や、自分の立ち位置をしっかりと見据えた上で行動しないと
「こいつ使えないやつ」という烙印を押されてしまいます。
また、控室においても使用方法や洗車などに必ず何かしらのルールが存在しているため、それらをなるべく早い段階で把握しておくことがポイントです。
些細なことですが、自分は煙草を吸わないが、その控室は喫煙OKだったりすると、結構大変なんですね。
あなたならどうしますか?
控室の中の人間関係は円満であれば情報交換もスムーズに行えますから、
出向先の職場の環境づくりは常に頭の片隅でよいので、意識しておくことをお勧めします。
あまり動かない役員を担当した時の収入面
さて、精神的負担になる問題は、気持ちの持ち方や発想の仕方によって
乗り越えていくことがことができますが
自分ではどうしてもコントロールできない重要な問題
それが収入面を左右する車両の使用頻度です。
かつて10数年前は公私ともに会社の車を使用する役員が結構いました。
ところがインターネットの普及によって、いいこと悪いこと、
情報の伝わり方が余りにも早く、しかもその拡散する規模が大いため、
企業活動に支障をきたすことが多くなりました。
ですから、壁に耳あり障子に目ありで、車両利用に関しても、
私的利用に関しては極力避ける傾向が強くなってきているのです。
会食も、ゴルフも必ず「仕事で」
これが社用車を使う大前提となっています。
役員側が公私混同をしないように努めているんですね。
実にいいことです。素晴らしことなんですが、運転手にとって、
時間と走行距離が収入に跳ね返るようになっていますから
できれば極力使っていただかないと困ってしまうのです。
かといって、
こちらから「使ってください」なんて口が裂けてもいえません。
役員が運転手を気遣う場合も・・・
一つの企業に長く出向していれば、役員が運転手を一人の社員のように
扱って下さるあまり、遅い時間まで引っ張らないような気づかいを
される方もおられて、
正直うれしやら、なんやら、気持ちは複雑になります。
余り収入面でがつがつしなくてもいいのであれば
天国のような環境となりますが
逆に、とにかく稼ぎたいと思っている人にとって
動かない役員を担当してしまうと、どうしようもなくなるのです。
営業所に戻って車庫番がやりにくい
そんな時に、営業所で車を扱う「緑型」なら、デスクとの接触が頻繁にあるため、空き時間を利用して仕事を引き受けることが環境的に容易なのですが、
これが白型になると、出向してほとんど営業所に顔を出さなくなるために、デスクも、同僚や先輩とも関係が希薄になります。
そういった中で、「おやじ」が動かない、収入にならないからといって、わざわざ営業所に詰めて、車庫番を申し出るというのは、なかなか気持ちが引けて難しいんですね。
だいたい、出向したら、半分「そちらの人」
営業所で仕事を受けようなんて、車庫番で苦労している他の乗務員にどう説明するのか・・
こういった問題がでてきます。
ですから、営業所で人手がない時は必ず声をかけてくれとデスクに言っておくことで精一杯になる場合がほとんどなのです。
じゃあどうする?
ケースバイケースですけど
少なくても1年、ないし2年は我慢しながら、
担当役員の人事を期待するか、
それでも改善されない場合は、会社に相談し、
交代を申請する以外にないでしょうね。
これは結構厳しい現実問題です。
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