意外と道を知らないハイヤーマン

同じ目的地であっても、行き方は色々ありますね。
ハイヤードライバーはお客様の要望に合わせるので、事前に調べてあっても、近道であったり、走りやすい道を知っていても、一応経路を確認しています。

ですから、たまに準備する時間がなくてオーソドックスな経路をご案内した時に、お客様が
「○○の道を使って・・・」
と全く予期しない道を提示された時には
「かしこまりました。お客様、大変申し訳ありませんが・・・」
道に明るくない旨を正直に申し上げて、案内をお願いしなければならないこともあります。

ドアサービス、乗車の際の基本的な挨拶をビシっと決めたのにもかかわらず、肝心の目的地までの道を知らない時のバツの悪さは、経験した人でしかわからないでしょう。
背中は冷や汗でびっしょりものです。

ですから、ハイヤードライバーは道をよく知っているのかというと、これが人によって随分と差があるのですね。

運転歴10年くらいのベテランのハイヤーであれば、東京都内どこでも大体わかると思われるでしょうが、タクシーと違って、ハイヤーが利用する地域は主に千代田区、港区、中央区となってり、それ以外はほとんど詳しくないという人も珍しくありません。

また、運転業務請負で企業に出向しているドライバーは、特定のお客様についてしまいますと、
その方の利用される範囲でしか道を覚えなくなりますので、時折ゴルフなどで遠出する以外は狭い範囲を行ったり来たりしますから、よほど意識して道を学習していない限り、道をよく知らないものです。

そんな人が請負業務が終わって、再び営業所に戻って来たら、まさに「浦島太郎」のようになってしまうのです。
一方、これがタクシーでしたら、1年も乗れば都内各所、郊外も含め、様々なところに行き、また、いかに距離を短くして、早く目的地にご案内する意識をいつも強くもって運転しますから、抜け道なども合わせて覚えて行くようになります。

もしハイヤーとタクシーのドライバーがどれほど道を知っているのか競いあったら、軍配はタクシードライバーに挙がってしまうかも知れません。





カテゴリー:  ■暴露
東京ハイヤーマン

東京ハイヤーマン について

東京出身。大学を出た後、教育関係の仕事に就く。その後いくつかの業種(新聞社、病院検査会社、不動産、リフォーム建築)を経験。2008年、ハイヤー会社に転職し現在に至る。 既婚 妻子有

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