始末書を書く羽目になったことありますか

普通にやっていてミスを犯すケースはいたって確率的に低いと思います。

ただし、この「ふつう」というのが曲者
何事も起こらない「ふつう」の状態を作りだすことが、
結構大変なんですよ。

人は毎日、あるいは毎時間
感情の起伏がどうしてもありますから
それによって、「ふつう」のことができない場合がでてきます。

たとえば
「今日はやらなくても大丈夫だろう」

こんな言葉を心の中でつぶやく

そうすると、とたんに行動に変化が生れます。
この時点で
「ふつう」じゃなく「「異常」になるのですが
本人はいたって「ふつう」だと思っているわけです。

そして、何事も起こらずにことが過ぎれば

ああ、今日も普通だった

というわけで
その感覚がその人の「ふつう」を作り出していき
ある時
異常事態が発生し、ミスを犯してしまう…
といった過程を踏んでしまうのですね。

ここで改めて自分を振り返り
普段の心がけが「ふつうでない」ということを悟るわけです。
こういった、人のマイナス面を徹底的に排除することは
特に仕事上安全を確保する上に置いて必要な姿勢でしょう。

始末書

さて、どの会社も業務上において
ミスを犯したり、クレームをもらえば、始末書を書かされます。

ハイヤー会社の場合
特にミスは本人だけでなく
周囲を巻き込む重大な事故につながる可能性を秘めているため
始末書を書くだけでなく、たんまりと自己反省をさせられます。

デスクに頭を下げ
上司に謝り
最後に営業所長に報告して訓示をいやというほど浴びせられる。

軽微なものならすぐに仕事に復帰できますが
例えば接触事故など起こせば、その日は使える車がありません。
一日営業所で肩を狭くしているわけです。

翌日には営業所内にでかでかと事故のいきさつが張り出され
朝礼ではミスの事例として全体の前で報告されます。

トイレで用を足そうと便器の前に立つと
自分の犯した事故がまた目に入ってきます。

個人のおこした一つのミスは会社のミスだとして捉えれば
当然の対処ではありますが・・・・

いやー
二度とミスはしたくない
そんなブルーな気持ちになるわけです。

試用期間中にミス・クレームが多い

以前にも紹介しましたが
特に異業種から転職してハイヤーの仕事に就いた場合
ほとんどの会社が試用期間として設定している3か月間に
ミスやクレームあるいは事故を起こすケースが目立ちます

よくあるのが車庫内での接触事故
特にバック時の接触事故が多いのが目立ちます。

実は、ハイヤーの場合、新人からすぐに
一般の乗用車よりも、一回りも二回りも大きい車を扱いますし。
毎日乗る車が違うということで、
各車の持つ特性をいち早くつかまえないと
それがつまらない事故を引き起こす原因となるのです。

黙っていても緊張している期間ですから、
事故後の始末書や反省、訓示など
もう針のむしろにされるようで
新人は相当精神的プレッシャーを受けるようになりますから
できれば、そうならないように
ふだんから「ふつう」のことができるように
自己のチェックを怠らないようにすべきですね。

ミスを起こす原因は何か

よく言われるのことは

失敗は誰でもあること
しかし、失敗した後どう処理するのか
そこにあなたの力量が見える

成長志向の強い人ならば
失敗を肥やしにしてさらにステップアップを図ります。
ところが
同じ失敗を繰り返してしまう人がいます。

●ミスを起こしたばかりに、
またやってしまうのではないかという恐れを常にもつあまり、
動作が委縮してしまうタイプ

●ミスの原因分析をしているのにもかかわらず、対処しない
大丈夫だろうという、よく言えばおおらかな、悪く言えばずぼらなタイプ

同じ失敗を繰り返した場合、
こういう人を特に会社は問題視し、
その人に対して厳しく対応をしています。
とにかく「ふつう」が当たり前の世界
「ふつう」ができなければ徹底改善せよ
できなければこの仕事に〝適性がない”というわけです。
そして最悪は、「会社を去れ」となります。

家庭の問題が微妙に影響する

ミスやクレームをもらった時
自分を振り返りながら、
どうしてそういう状態に陥ってしまったのか
各自反省するわけですが、いつもしないミスを犯していた場合
家庭内の問題が引っかかっていることがあります。

夫婦間や子供との関係において、
普段のすっきりした心の状態を作り出しにくい状況にある時は
特に要注意です。

何か「気になる」ことを抱えていると
運転時にふとその思いが襲ってきて
思考がとめられ、
注意散漫になったところで思わぬミスが生じてしまうのです。

お金の問題は早く解決を

家庭内のトラブルをつくる原因で
最もインパクトがあるのがお金の問題

これに引っ掛かりだすと
本当に気持ちが引っ張られてしまいます。
これは運転者にとって
もっともミスやクレームにつながりやすい心の状態といえるでしょう。

もし、お金の問題を抱えていらっしゃるなら
こう思ってください

運転している今この時に、
いくら考えたって現実の問題は少しも解決しない
お金の問題は一旦忘れて
前をよく見ること
いつも以上に安全確認を徹底しよう

このように自分を説得して下さいね。
始末書一枚書けば済むような問題ではすまされなくなりますから。
我々の背中には色々なものを背負っています。

いいですか、ハイヤードライバーのみなさん!

体が資本です。

 


カテゴリー:  ■教訓
東京ハイヤーマン

東京ハイヤーマン について

東京出身。大学を出た後、教育関係の仕事に就く。その後いくつかの業種(新聞社、病院検査会社、不動産、リフォーム建築)を経験。2008年、ハイヤー会社に転職し現在に至る。 既婚 妻子有