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全国のハイヤードライバーの皆様
明けましておめでとうございます。
昨年、誰もが予想だにしなかった新型コロナウイル感染の世界的な拡大により私達の生活が一変してしまいました。
国内外問わず人の移動が制限されることによって、ハイタク業界でも深刻な経済的打撃を受けたことは今さら申し上げることもなく、今もなお厳しい状況は続いています。
三密の回避、企業のリモートワークが進むなかでも、感染予防の観点から新たなハイヤー需要が生まれていることは確かで、たとえば、企業の重要ポストにいる人材に対して自宅から会社までドアツードアでの送り迎えでハイヤー利用が増えた点や、海外からの入国者を隔離施設へ移送する時などにハイヤーが使われるようになった点が目立ったところとして挙げられるでしょうか。
しかし、集会や移動の自粛によって落ち込んだ需要を挽回するまでには至っておらず、政府の緊急対策支援を甘んじて受けざるを得ないというのが業界の実情です。
今後の展望に対する不安
昨年12月からコロナの第三波が来ており、全国主要都市部を中心に感染者数の増加が顕著になるにつれて、再び緊急事態宣言が出される可能性があるともいわれています。そうなると、再び人の移動に制限がかけられることで、真っ先に我々ハイタク業界はまた厳しい状況下に置かれることになるでしょう。
今後の展開に対する確かな予測は立てられないにせよ、この問題に対する展望が不透明であることほど、いたずらに不安を増大させ、それが経済活動にも多大な影響を与えてしまうことを考えると、このような状況がいつまで続くのかという問題に対して、個々人が独自に情報を収集した上で、はっきりとした見解を持って対処するしかないという考えに至ります。
私は、かつてスペイン風邪や黒死病といった流行り病が終息を迎えるのに2年から3年の時間を要した歴史的事実をみると、今回の中国武漢発祥のウイルス感染問題の終息には、今後一年ほど忍耐を強いられても、その後きっと終息していくであろうと考えています。
これはどこまでも私見ではありますが、自分の中で予想を立てることで、無駄な不安にさいなまれることなく前を向いて進んでいくことができるからなのです。
国内外の政治問題も大きな変化
コロナ問題と共に、今年は国内外の政治情勢の変化も大きく取りざたされていますね。
1月にはアメリカ大統領が正式に選出されること
7月の東京五輪開催はどうなるのか
9月には衆議院議員選挙の実施・・・など
どれも個人ではどうにもならない問題ではありますが、関心は日増しに大きくなるばかりです。
また、炭素フリー社会実現の取り組みとして、ガソリン車廃止への動きが世界的に加速化していくことで、その影響を日本も受けていくことになるでありましょう。トヨタ自動車社長の記者会見での発言にもあったように、自動車業界の雲行きに対しても「車」を扱う私としては関心事になっています。
業務に関係すること
しかし、そうは言っても、コロナ問題を除けば、上記に列挙した問題が直接の業務に影響を及ぼすことはほぼないため、どっしりと構えて、普段と変わらず誠実に、安心安全を一番に仕事に取り組むことにフォーカスすることが大切になるのですね。
我々の仕事は基本的に心身ともに健康であることが何よりお客様に安心材料を与えることになります。したがって常に自己管理力に磨きをかけていかなければなりません。
その点からすると、私自身、ここ1年で体重が増え、子供から太ったとお腹をさわれることが多くなっており、大それた社会問題に関心を寄せている暇があるなら、まっさきに、自分の体重増加問題に真摯に対策を講じなければならないのです。
それともう一つは、年を重ねる中で、だんだんとベテラン組みの仲間に入りつつあり、後輩に見本になる業務態度を見せる必要も出てきました。要するに今まで以上に責任ある行動を要求されるようになっているということです。
2021年の抱負
従って、仕事に対する今年の抱負としてまとめるならば、「誠実と責任ある仕事を遂行すること」・・・これをモットーにして一年を送りたいと思います。
それと併せて、このブログを通して皆様に有益かつ価値ある情報の提供に努めたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2021年 元旦
東京ハイヤーマン